ブログ – ページ 54 – 聖書検定協会公式サイト

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あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、この時のためであるかもしれない。

6月7日(水) 今日は、エステル記4~6章を読みましょう。 モルデカイは宦官ハタクを介してユダヤ人絶滅計画の一部始終をエステルに伝え、民族の危機を救うべく王妃自ら王に嘆願するように説得します。 「もし、あなたがこのような時に沈黙を守るなら、別の所から、助けと救いがユダヤ人のために起ころう。しかしあなたも、あなたの父の家も滅びよう。あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、この時のためであるかもしれない。」 (エステル記4:14)

エステルは自分の民族をも、自分の生まれをも明かさなかった。

6月6日(火) 今日から、エステル記を読みます。 このエステル記は短い読みやすい物語で、子供バイブルを始め、映画にもなっている大変有名な物語です。(映画のタイトル:プリンセス・オブ・ペルシャ ~エステル記~) 今日は、エステル記1~3章を読みましょう。 「エステルは自分の民族をも、自分の生まれをも明かさなかった。モルデカイが、明かしてはならないと彼女に命じておいたからである。モルデカイは毎日婦人部屋の庭の前を歩き回り、エステルの安否と、彼女がどうされるかを知ろうとしていた。」 (エステル記2:10,11)

女も子どもも喜び歌ったので、エルサレムの喜びの声ははるか遠くまで聞こえた。

6月5日(月) 今日でネヘミヤ記が終わります。 ネヘミヤ記の10~13章を読みましょう。 祭司やレビ人を大切にする地域社会のコミュニティーをつくりました。 「こうして、彼らはその日、数多くのいけにえをささげて喜び歌った。神が彼らを大いに喜ばせてくださったからである。女も子どもも喜び歌ったので、エルサレムの喜びの声ははるか遠くまで聞こえた。その日、備品や、奉納物、初物や十分の一を納める部屋を管理する人々が任命され、彼らは祭司とレビ人のために、律法で定められた分を、町々の農地からそこに集めた。これは、職務についている祭司とレビ人をユダ人が見て喜んだからである。彼らおよび歌うたいや門衛たちは、ダビデとその子ソロモンの命令のとおりに、彼らの神への任務と、きよめの任務を果たした。」 (ネヘミヤ記12:43~45) 今日はペンテコステ(聖霊降臨祭)です。 イースター(復活祭)から50日目に使徒達に聖霊が降り、そこから「教会」が生まれましたことを記念した日ですね。私たちの教会も、毎年、「多くの言語に分かれて語りだした」弟子たちの話にちなんで、さまざまな言語で聖書を朗読する礼拝を持つ事が恒例になっています。残念ながら今日はネットでの礼拝ですが、炎と力に満たされて、イエス様と同じ聖霊に満たされて、元気を出して参りましょう!

エズラはすべての民の面前で、その書を開いた。

6月4日(日) 今日は、ネヘミヤ記の7~9章を読みましょう。 律法学者エズラが民に「モーセの律法」を教えます。そして、神の契約を思い起こさせ、契約の更新を計ります。 「エズラはすべての民の面前で、その書を開いた。彼はすべての民よりも高い所にいたからである。彼がそれを開くと、民はみな立ち上がった。 エズラが大いなる神、主をほめたたえると、民はみな、手を上げながら、『アーメン、アーメン。』と答えてひざまずき、地にひれ伏して主を礼拝した。」 (ネヘミヤ記8:5,6) 「捕囚から帰って来た全集団は、仮庵を作り、その仮庵に住んだ。ヌンの子ヨシュアの時代から今日まで、イスラエル人はこのようにしていなかったので、それは非常に大きな喜びであった。 神の律法の書は、最初の日から最後の日まで、毎日朗読された。祭りは七日間、祝われ、八日目には定めに従って、きよめの集会が行なわれた。」 (ネヘミヤ記8:17,18)

こうして、城壁は五十二日かかって、エルルの月の二十五日に完成した。

6月3日(土) 線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いている地域があります。どうか守られますように! 今日は、ネヘミヤ記の4~6章を読みましょう。 ネヘミヤは、ペルシア王から監督に任命されてエルサレムに来て、自分の給与を受けずに一住民のようにして、 熱心にただ信仰だけによって城壁修復をします。そしてわずか52日で完成しました。 「こうして、城壁は五十二日かかって、エルルの月の二十五日に完成した。」 (ネヘミヤ記7:15)

天の神ご自身が、私たちを成功させてくださる。

2023年1月1日から始めた聖書通読も、もう半年になりました。 残り半年、元気を出して参りましょう! 今日で聖書通読は23周目を迎えます。 今週で、創世記以来長かった17巻の歴史書を終えます。 最初の大山を越えることになります。 今日は、ネヘミヤ記の1~3章を読みましょう。 ネヘミヤは、まだ困難極める復興作業をしているエルサレムを助けに行きたいと、ペルシアの王に頼みます。ネヘミヤは捕囚の民の一人でしたが、ペルシア王の民に出世していました。 「あるとき、私は夜中に起きた。ほかに数人の者もいっしょにいた。しかし、私の神が、私の心を動かしてエルサレムのためにさせようとされることを、私はだれにも告げなかった。また、私が乗った獣のほかには、一頭の獣も連れて行かなかった。」 (ネヘミヤ記2:12) 「私は彼らにことばを返して言った。『天の神ご自身が、私たちを成功させてくださる。だから、そのしもべである私たちは、再建に取りかかっているのだ。しかし、あなたがたにはエルサレムの中に何の分け前も、権利も、記念もないのだ。』」 (ネヘミヤ記2:20)

私たちは罪過の中であなたの御前におります。

6月1日(木) 今日でエズラ記は終わりです。しかし話はネヘミヤ記へと続きます。 エズラ記8~10章を読みましょう。 神殿もできて後、50年以上の歳月が流れました。偉大な宗教指導者のエズラがかえってきました。紀元前458年のことです。そして、他民族との結婚を禁止して、宗教的純粋さを守ろうとします。 「イスラエルの神、主。あなたは正しい方です。まことに、今日あるように、私たちは、のがれた者として残されています。ご覧ください。私たちは罪過の中であなたの御前におります。このような状態で、だれもあなたの御前に立つことはできないのに。」 (エズラ記9:15)

ダリヨス王は命令を下し、宝物を納めてあるバビロンの文書保管所を調べさせた

5月31日(水) 今日は、エズラ記5~7章を読みましょう。 いろいろな困難がありましたが、ペルシア王の援助によって神殿ができます。 紀元前515年に完成したことになります。 のちにこの神殿を大掛かりに改修した神殿にイエス・キリストも行かれます。 ソロモンの建てた神殿を「第一神殿」と言い、 この神殿を「第二神殿」と言います。 「それで、ダリヨス王は命令を下し、宝物を納めてあるバビロンの文書保管所を調べさせたところ、メディヤ州の城の中のアフメタで、一つの巻き物が発見された。その中に次のように書かれていた。『記録。クロス王の第一年に、クロス王は命令を下した。エルサレムにある神の宮、いけにえがささげられる宮を建て、その礎を定めよ。』」 (エズラ記6:1~3)

すべてのイスラエル人は、自分たちのもとの町々に住みついた。

5月30日(火) 今日から、エズラ記が始まります。 今日は、エズラ記1~4章を読みましょう。 バビロン捕囚(第二の出エジプトとも言われる)となっていたユダの人々は、捕囚先には神殿がありませんでしたから、外国の地でもっぱら「モーセの律法」の勉強をして、お祈りをしていたと思われます。そのための集会所として「会堂(シナゴーグ)」が造られたと思われます。ペルシア王キュロス(クロス)の人道的決定で、紀元前538年にエルサレムを中心とした土地に帰った人々は、捕囚時代に身につけた「モーセの律法」の勉強を継続し、さらに神殿を再建しようとしました。私たちが「ユダヤ教」と通常呼んでいるのは、この頃からのもので、「律法」と「神殿」を中心としたものです。そのはじめの成り立ちが、エズラ記、ネヘミヤ記に書いてあります。 新約聖書の背景を知る上でも、大切なところです。 エズラ記は歴代誌の続きです。 歴代誌、エズラ記、ネヘミヤ記はのちの一人の人によって書かれた全くの続きものです。 ですので、エズラ記1:2~4は、歴代誌下36:23を繰り返して話を続けます。 神は外国の王までも用いて、究極的な救いの歴史の出来事(イエス・キリストの十字架)へと導かれます。 エルサレムを中心とした土地に5万人の人々が帰って行きました。 「一族のかしらのある者たちは、エルサレムにある主の宮に着いたとき、それをもとの所に建てるために、神の宮のために自分から進んでささげ物をした。 こうして、祭司、レビ人、民のある者たち、歌うたい、門衛、宮に仕えるしもべたちは、自分たちのもとの町々に住みつき、すべてのイスラエル人は、自分たちのもとの町々に住みついた。」 (エズラ記2:68,70)

エレミヤはヨシヤのために哀歌を作った。

5月29日(月) 今日で歴代誌下が終わります。 お疲れ様でした。 今日は歴代誌下の34~36章を読みましょう。 ユダの王ヨシヤは、神殿修理の過程で、モーセを通して示された「主の律法の書」を発見しました。このモーセの律法に極めて忠実に応答したヨシヤ王の行為の結果、イスラエルにいるすべてのものが主に仕え、主に従う道から外れることがなくなりました。 しかし、その後に続くヨアハズ(エホアハズ)王、ヨヤキム(エホヤキム)王は主の前に悪を行い、ヨヤキン(エホヤキン)王は第一回バビロン捕囚となります。 ゼデキヤ王も罪に罪を重ねました。 そうして南王国ユダの人々は約50年間バビロンに抑留されました。その後、新バビロニヤ帝国はペルシア帝国に取って代わられ、ペルシア王キュロスは恩赦のようにして、ユダ(後の呼び名、ユダヤ)の人々を自分たちの土地に帰らせ、その後、彼らは属領の民として生きてゆきます。このままストーリーは次のエズラ記に続きます。 「エレミヤはヨシヤのために哀歌を作った。そして、男女の歌うたいはみな、今日に至るまで、彼らの哀歌の中でヨシヤのことを語り、これをイスラエルのために慣例としている。これらは哀歌にまさしくしるされている。ヨシヤのその他の業績、すなわち、主の律法にしるされているところに従った彼の忠実な行為、彼の業績は、最初から最後まで、イスラエルとユダの王たちの書にまさしくしるされている。」 (歴代誌下35:25~27)