ブログ – ページ 94 – 聖書検定協会公式サイト

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見よ。あなたの王があなたのところに来られる。この方は正しい方で、救いを賜わり、柔和で、ろばに乗られる。

9月19日(日) 今日は、詩編82篇と、ゼカリヤ書9~11章を読みましょう。 9章以下は、イザヤ書の時と同様に「第二ゼカリヤ書」と呼ばれ、 紀元前4~3世紀に追加されたのではないかと考えられています。 マタイ福音書21:1~11のイエス・キリストのエルサレム入場の予言になりました。 「シオンの娘よ。大いに喜べ。エルサレムの娘よ。喜び叫べ。 見よ。あなたの王があなたのところに来られる。 この方は正しい方で、救いを賜わり、柔和で、ろばに乗られる。 それも、雌ろばの子の子ろばに。 わたしは戦車をエフライムから、軍馬をエルサレムから絶やす。 戦いの弓も断たれる。この方は諸国の民に平和を告げ、 その支配は海から海へ、大川から地の果てに至る。」 (ゼカリヤ書9:9~10) 旧約聖書の中で最も難しい書と言われるゼカリヤ書の中で、 特に難しいく、理解に苦しむのは11章と言われています。

外国語を話すあらゆる民のうちの十人が、ひとりのユダヤ人のすそを堅くつかみ、『私たちもあなたがたといっしょに行きたい。神があなたがたとともにおられる、と聞いたからだ。』と言う。

9月18日(土) 今日は、詩編81篇と、ゼカリヤ書7~8章を読みましょう。 エルサレム神殿破壊の七十周年を翌年に控えた状況です。(7:5) 神は、情熱と憤りを持って、イスラエルの運命の逆転を宣言します。 離散した世界中の神の民の集合を宣言します。 「残りの者よ」と呼ばれていた人々は、 「ユダの家よ。イスラエルの家よ。」と国家的な呼び名を得ます。 こうして第一ゼカリヤ(1~8章)は諸国民の告白によって終了し、 下記の節のような結論を迎えるのです。 「万軍の主はこう仰せられる。『再び、国々の民と多くの町々の住民がやって来る。 一つの町の住民は他の町の住民のところへ行き、 「さあ、行って、主の恵みを請い、万軍の主を尋ね求めよう。私も行こう。」と言う。 多くの国々の民、強い国々がエルサレムで万軍の主を尋ね求め、 主の恵みを請うために来よう。』万軍の主はこう仰せられる。 『その日には、外国語を話すあらゆる民のうちの十人が、 ひとりのユダヤ人のすそを堅くつかみ、 『私たちもあなたがたといっしょに行きたい。 神があなたがたとともにおられる、と聞いたからだ。』と言う。」 (ゼカリヤ書8:20~23)

見よ。ひとりの人がいる。その名は若枝。彼のいる所から芽を出し、主の神殿を建て直す。

9月17日(金) 今日は、詩編80篇と、ゼカリヤ書4~6章を読みましょう。 捕囚後のエルサレムのユダヤ人は、大変苦しい生活でした。 しかし、神殿再建は、必ず成し遂げられます。 なぜなら、どんな反対にあっても、再建は主の霊によって成されるからです。 エパ(エファ)升(36ℓ容量)の中に罪を全部詰め込み、 シヌアル(シンアル)(バビロンの古名)にもっていくという幻です。 これも分かりにくい幻です。言おうとしていることはバビロンがその罪の報いを受けること。 そして自分たちユダヤ人がその罪を取り除かれて、神殿を中心にした新しい生活を始めることの預言です。 『あなたは金と銀を取って、冠を作り、それをエホツァダクの子、大祭司ヨシュアの頭にかぶらせ、彼にこう言え。 『万軍の主はこう仰せられる。見よ。ひとりの人がいる。その名は若枝。 彼のいる所から芽を出し、主の神殿を建て直す。 彼は主の神殿を建て、彼は尊厳を帯び、その王座に着いて支配する。 その王座のかたわらに、ひとりの祭司がいて、このふたりの間には平和の一致がある。』」 (ゼカリヤ書6:12~13)

わたしの町々には、再び良いものが散り乱れる。主は、再びシオンを慰め、エルサレムを再び選ぶ。

9月16日(木) 今日は、詩編79篇と、ゼカリヤ書1~3章を読みましょう。 ダリヨス(ダレイオス)の第2年、捕囚後、紀元前520年。 ゼカリヤは続けて八つの幻を見ます。少しわかりにくいかもしれませんが、 どれも神殿再建に関係があります。 すなわち捕囚の辱めを受けていたユダヤ人の名誉が神によって回復されるという幻です。 「それゆえ、主はこう仰せられる。 『わたしは、あわれみをもってエルサレムに帰る。そこにわたしの宮が建て直される。――万軍の主の御告げ。―― 測りなわはエルサレムの上に張られる。』もう一度叫んで言え。万軍の主はこう仰せられる。 『わたしの町々には、再び良いものが散り乱れる。主は、再びシオンを慰め、エルサレムを再び選ぶ。』」 (ゼカリヤ書1:16~17)

わたしのしもべゼルバベルよ、わたしはあなたを選び取る。

9月15日(水) 今日で、聖書通読は38周目を迎えます。 なんと、今週で旧約聖書が終わります。 今日は、詩編78篇と、ハガイ書の全部、1,2章を読みましょう。 ペルシャ王ダリヨス(ダレイオス)の時代、捕囚民がエルサレムに帰って来た頃です。 正確には紀元前520年頃に当たります。 ハガイの励ましの預言によって、打ちひしがれていた人々が神殿再建に取り掛かりました。 律法によれば、汚れたものに触れたものは、汚れたものとなる。 同じように、壊れた神殿での礼拝は汚れた礼拝になる。 だから1日も早く神殿を再建、完成するようにとの預言。 神殿建設を推進するユダヤ人の指導者ゼルバベルをメシアのように語っています。 『「ユダの総督ゼルバベルに次のように言え。 わたしは天と地とを揺り動かし、もろもろの王国の王座をくつがえし、 異邦の民の王国の力を滅ぼし、戦車と、それに乗る者をくつがえす。 馬と騎兵は彼ら仲間同士の剣によって倒れる。 その日、――万軍の主の御告げ。 ――シェアルティエルの子、わたしのしもべゼルバベルよ、わたしはあなたを選び取る。 ――主の御告げ。――わたしはあなたを印形のようにする。 わたしがあなたを選んだからだ。――万軍の主の御告げ。――」』 (ハガイ書 2:21~23)

そのとき、わたしは、国々の民のくちびるを変えてきよくする。彼らはみな主の御名によって祈り、一つになって主に仕える。

9月14日(火) 今日は、詩編77篇と、ゼパニヤ(ゼファニヤ)書の全部、1~3章を読みましょう。 南王国でヨシヤの時代(紀元前640-609年)に、 偶像礼拝や罪への裁きを預言し、悔い改める者は残されるという預言をしました。 どんなに神を離れようとも、立ち帰るならば神は救ってくださること、 また、必ずそういう人々がいることを語っています。特に3章9節は、 ペンテコステの時に成就し、今も続いています。 「そのとき、わたしは、国々の民のくちびるを変えてきよくする。 彼らはみな主の御名によって祈り、一つになって主に仕える。」 (ゼパニヤ(ゼファニヤ)書 3:9)

私は主にあって喜び勇み、私の救いの神にあって喜ぼう。私の主、神は、私の力。私の足を雌鹿のようにし、私に高い所を歩ませる。

9月13日(月) 非常に強い台風14号から守られますように! 今日は、詩編76篇と、ハバクク書の全部、1~3章を読みましょう。 【 1.なぜ悪人が栄え続けるか 1:1~4 】 ハバクク書の時期と場所は特定できませんが、多分、北王国を滅ぼし、自分たち(南王 国)を苦しめているアッシリア帝国を、ここでは指していると思われます。 【 2.バビロニアがアッシリアを倒す 1:5~7 】 カルデア人とは、バビロニア帝国を指します。しかし、アッシリアが滅んでも、バビロ ニアに変わるだけで、ユダヤ人にとって問題の根本解決にはなりません。 【 3.なぜ罪人が栄え続けるか 2:4 】 結局答えはわからないけど、高慢にならず、信仰によって生きるものは勝利を得、神に 祝福されます。 【 4.礼拝の時に歌われたものか 3:19 】 預言者の嘆きと主の答えが交互に出てきたり、文章も詩になっていますからエルサレム の神殿で司会者と会衆と聖歌隊などが交互に歌ったのかもしれません。 「しかし、私は主にあって喜び勇み、私の救いの神にあって喜ぼう。 私の主、神は、私の力。私の足を雌鹿のようにし、私に高い所を歩ませる。 指揮者のために。弦楽器に合わせて。」 (ハバクク書 3:18~19)

アッシリヤの王よ。あなたの牧者たちは眠り、あなたの貴人たちは寝込んでいる。

9月12日(日) 今日は、詩編75篇と、ナホム書の全部、1~3章を読みましょう。 北王国イスラエルを滅ぼし、自分たち、南王国を散々苦しめたアッシリア帝国が、今まさに滅ぼされようとしている、という預言です。実際、紀元前612年に、アッシリア帝国は新バビロニア帝国に取って代わられました。ナホムはその頃の人です。 [アッシリヤの王よ。あなたの牧者たちは眠り、あなたの貴人たちは寝込んでいる。あなたの民は山々の上に散らされ、だれも集める者はいない。あなたの傷は、いやされない。あなたの打ち傷は、いやしがたい。あなたのうわさを聞く者はみな、あなたに向かって手をたたく。だれもかれも、あなたに絶えずいじめられていたからだ。] (ナホム書3:18~19)

あなたのような神が、ほかにあるでしょうか。

9月11日(土) 今日は、詩編74篇と、ミカ書4~7章を読みましょう。 指導者の罪とエルサレムを中心としたメシア的、 特にベツレヘムにメシアが出生するという預言をします。 このようにミカの預言は不信仰や罪に対して厳しいのですが、 同時に神の憐れみによって回復が語られるところに特徴があります。 「あなたのような神が、ほかにあるでしょうか。 あなたは、咎を赦し、ご自分のものである残りの者のために、 そむきの罪を見過ごされ、怒りをいつまでも持ち続けず、いつくしみを喜ばれるからです。 もう一度、私たちをあわれみ、私たちの咎を踏みつけて、 すべての罪を海の深みに投げ入れてください。 昔、私たちの先祖に誓われたように、真実をヤコブに、 いつくしみをアブラハムに与えてください。」 (ミカ書6:18~20)

彼らの王は彼らの前を進み、主が彼らの真先に進まれる。

9月10日(金) 今日は、詩編73篇と、ミカ書1~3章を読みましょう。 ミカ書は美しい希望に満ちた預言書です。 ミカは南王国のユダの預言者で「ヨタム王、アハズ王、 ヒゼキヤ王の時代」ですから紀元前8世紀の最後の頃です。 北王国の首都サマリヤと南王国の首都エルサレムの偶像崇拝の罪への裁きが語られ、 同時に回復も語られます。 「打ち破る者は、彼らの先頭に立って上って行き、彼らは門を打ち破って進んで行き、そこを出て行く。 彼らの王は彼らの前を進み、主が彼らの真先に進まれる。」 (ミカ書2:13)