彼(ヒゼキヤ)のあとにも彼の先にも、ユダの王たちの中で、彼ほどの者はだれもいなかった。
5月10日
今日は、列王記下17~19章を読みましょう。
北王国イスラエルの滅亡した理由が、17:1~18に明確に語られています。それは、唯一の創造者であられる神を信じないで、更にその神の与えてくださった「モーセの律法」を守らなかったからです。紀元前722年、アッシリア帝国に滅ぼされました。
南王国ユダには非常に信仰正しい王、ヒゼキヤが王となります。
「彼はイスラエルの神、主に信頼していた。彼のあとにも彼の先にも、ユダの王たちの中で、彼ほどの者はだれもいなかった。彼は主に堅くすがって離れることなく、主がモーセに命じられた命令を守った。主は彼とともにおられた。彼はどこへ出陣しても勝利を収めた。彼はアッシリヤの王に反逆し、彼に仕えなかった。」
(列王記下18:5~7)
列王記下の初めの方は、預言者エリヤの祝福を受け継いだ預言者エリシャの物語です。
しかし、預言者物語が本筋ではありません。王が次々と神に背いて行くのがストーリーの中心です。預言者は、それに抵抗します。
「エリヤは自分の外套を取り、それを丸めて水を打った。すると、水は両側に分かれた。それでふたりはかわいた土の上を渡った。渡り終わると、エリヤはエリシャに言った。『私はあなたのために何をしようか。私があなたのところから取り去られる前に、求めなさい。』すると、エリシャは、『では、あなたの霊の、二つの分け前が私のものになりますように。』と言った。エリヤは言った。『あなたはむずかしい注文をする。しかし、もし、私があなたのところから取り去られるとき、あなたが私を見ることができれば、そのことがあなたにかなえられよう。できないなら、そうはならない。』こうして、彼らがなお進みながら話していると、なんと、一台の火の戦車と火の馬とが現われ、このふたりの間を分け隔て、エリヤは、たつまきに乗って天へ上って行った。エリシャはこれを見て、『わが父。わが父。イスラエルの戦車と騎兵たち。』と叫んでいたが、彼はもう見えなかった。そこで、彼は自分の着物をつかみ、それを二つに引き裂いた。」
(列王記下2:8~12)