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主はわが巌、わがとりで、わが救い主、わが身を避けるわが岩なる神。

4月29日(金・祝 昭和の日) 大型連休が始まりました。 しかし、今年はいかがされますか。 主の守りがありますように。 「主はわが巌、わがとりで、わが救い主、わが身を避けるわが岩なる神。」 今日から聖書通読は第18週に入ります。 いったい私たちは「聖書通読難易度マップ」のどの位置にいるのでしょう。 今まで来た中では最も高い山の頂上にいるみたいですね。ファイト! 今日でサムエル記下も最後です。21~24章を読みましょう。 「主が、ダビデのすべての敵の手、特にサウルの手から彼を救い出された日に、ダビデはこの歌のことばを主に歌った。 彼はこう歌った。『主はわが巌、わがとりで、わが救い主、わが身を避けるわが岩なる神。わが盾、わが救いの角、わがやぐら。私を暴虐から救う私の救い主、私の逃げ場。 ほめたたえられる方、この主を呼び求めると、私は、敵から救われる。』」 サムエル記下22:1~4 しかし、再び主の怒りがイスラエルに向かって燃え上がります。 ダビデは自分の権力に溺れたのでしょう。 主が本当の王であられるがゆえに、ダビデの人口調査は越権行為であったかもしれません。

わが子アブシャロム。ああ、私がおまえに代わって死ねばよかったのに。

4月28日(木) 今日は、サムエル記下17~20章を読みましょう。 ダビデの息子アブサロムは、反逆の最中に戦死しました。 アブサロムは非の打ち所がないほど美しく、その髪は豊かで、自慢の一つでした。しかし、樫の木の下を騾馬で駈け抜ける時に、その豊かな髪が樫の枝にひかかってしまい、宙吊りになったのです。 ダビデは、愚かゆえに不憫に思い、愛する我が息子の死を嘆きます。 「すると王は身震いして、門の屋上に上り、そこで泣いた。彼は泣きながら、こう言い続けた。『わが子アブシャロム。わが子よ。わが子アブシャロム。ああ、私がおまえに代わって死ねばよかったのに。アブシャロム。わが子よ。わが子よ。』」 サムエル記下18:33(新共同訳19:1)

見よ。私の身から出た私の子さえ、私のいのちをねらっている。

4月27日(水) 嵐のような風ですね。春の嵐。 今日は、サムエル記下13~16章を読みましょう。 ダビデの妻は聖書に出てくるだけでも七名もいます。 彼の三番目の息子アブサロムは愚かでわがままでした。父ダビデを殺し、自分が王になろうとしました。 「ダビデはアビシャイと彼のすべての家来たちに言った。『見よ。私の身から出た私の子さえ、私のいのちをねらっている。今、このベニヤミン人としては、なおさらのことだ。ほうっておきなさい。彼にのろわせなさい。主が彼に命じられたのだから。』」 サムエル記下16:11

ひとりの女が、からだを洗っているのが屋上から見えた。その女は非常に美しかった。

4月26日(月) 今日は、サムエル記下9~12章を読みましょう。 ダビデ物語は決して英雄物語ではありません。旧約聖書に出てくる他の人物と同じように、私たちは決して美化してはならないのです。 何故ならば、聖書はそのようには伝えていませんから。 聖書は、アダムの子孫の罪を語り、そして同時にアブラハムになされた祝福の約束を果たそうとする神の誠実を描こうとしています。ダビデ王も、神の前に小さな、人間くさい王にしか過ぎません。 そして、ダビデは、バテ・シェバの夫である忠臣な部下ウリヤを殺し、バテ・シェバを自分の妻の一人にするという、罪をおかします。いわゆる「バテ・シェバ・スキャンダル」です。 しかし、ダビデは預言者ナタンの説教を聞き、犯した罪の大きさに気付き、心から悔い改めます。 ダビデ王の優れたところは、指導者としての賢さや、歌や楽器を奏でる才能や、軍事的指導力ではなく、神を畏れる信仰でした。 詩篇51篇は、この時の懺悔の祈りの歌です。 「ある夕暮れ時、ダビデは床から起き上がり、王宮の屋上を歩いていると、ひとりの女が、からだを洗っているのが屋上から見えた。その女は非常に美しかった。 ダビデは人をやって、その女について調べたところ、『あれはヘテ人ウリヤの妻で、エリアムの娘バテ・シェバではありませんか。』との報告を受けた。」 サムエル記下11:2,3

ダビデはますます強くなり、サウルの家はますます弱くなった。

4月24日(日) 今日から、サムエル記下に入ります。1~4章を読みましょう。 サムエル記下は、ダビデが国を統一する様子が書いています。 ダビデの黄金期がやってきました。 しかし、読んでみればわかりますが、罪と悲しい出来事に満ちていました。 理想的な名君ダビデですら、アダムの子孫、罪深い一人の人間でしかありません。 ダビデはユダ族の人でしたから、初めはヘブロンを中心としたユダ族の王となりました。 やがて、全イスラエル部族を統一し、王となり、統一国家が成立します。 「サウルの家とダビデの家との間には、長く戦いが続いた。ダビデはますます強くなり、サウルの家はますます弱くなった。」 サムエル記下3:1

あなたの王座はとこしえまでも堅く立つ。

4月25日(月) 今日は、サムエル記下5~8章を読みましょう。 ユダ族の土地と北部諸部族の土地との境界線にあるエルサレム(別名シオンとか、ダビデの町とか言う)に首都を定めました。中間地点にあるため公平な考えと言えます。 さらに、ダビデは神の箱をエルサレムに移します。 神は、王を立てられる約束をしたので、誠実にイスラエルを祝福しようとされます。 ダビデは、主が共におられたので、長い間イスラエルを苦しめたペリシテ人を西部海岸地帯の小さな領域に追い込み、さらに、モアブ、エドム、アンモンなどの東の方の諸王国を服従させました。 ここに名実ともに「イスラエル王国」ができました。 ちょうど紀元前1000年頃のことでした。 ダビデは合計40年間王位に就きました。 「彼はわたしの名のために一つの家を建て、わたしはその王国の王座をとこしえまでも堅く立てる。 わたしは彼にとって父となり、彼はわたしにとって子となる。もし彼が罪を犯すときは、わたしは人の杖、人の子のむちをもって彼を懲らしめる。 あなたの家とあなたの王国とは、わたしの前にとこしえまでも続き、あなたの王座はとこしえまでも堅く立つ。」 サムエル記下7:13,14,16

こうしてダビデは、アマレクが奪い取ったものを全部、取り戻した。彼のふたりの妻も取り戻した。

4月23日(土) 今日でサムエル記第一は終わりです。29~31章を読みましょう。 サムエル記上の特徴の一つは、サムエルという宗教指導者が現れたことです。 彼は士師の一人のようでもあります。また、王を任命できる力を持っていました。しかし、主な仕事は、神の代弁者として、王や人々を指導しているところです。神が本当の支配者であり、唯一の神であられる、というところから出てくる聖書の教えの当然の結果と思われます。 サムエル記には、私たちを惹きつける物語や伝記、さらには、詩や歌や祈りが出てきます。退屈することなく読めたと思います。 「こうしてダビデは、アマレクが奪い取ったものを全部、取り戻した。彼のふたりの妻も取り戻した。 彼らは、子どももおとなも、また息子、娘たちも、分捕り物も、彼らが奪われたものは、何一つ失わなかった。ダビデは、これらすべてを取り返した。」 サムエル記 第一30:18,19

主は、あなたの手から王位をはぎ取って、あなたの友ダビデに与えられた。

4月22日(金) 聖書通読は第17週に入りました。 今日は、サムエル記第一の26~28章を読みましょう。 サムエル記上には、二つの罪が書いてあります。 一つめの罪は、神でなく、王を求めた民の罪です。ひとたび設けられた王政にに対して、神はこれを認め、祝福して用いようとされました。 しかし、、のちの歴史を読むと明らかなように、やはり、多くの王が神に背きます。 もう一つの罪は、神に従わなかったサウルの罪です。 サウルは神の真意を願いますが、得られないとなって、ひじょうにあせり、禁止されている異教徒の霊媒の女性の口寄せに一縷の望みをかけます。 しかし、窮状を訴えるサウルに対して、サムエルは次のように答えます。 「サムエルは言った。『なぜ、私に尋ねるのか。主はあなたから去り、あなたの敵になられたのに。 主は、私を通して告げられたとおりのことをなさったのだ。主は、あなたの手から王位をはぎ取って、あなたの友ダビデに与えられた。 あなたは主の御声に聞き従わず、燃える御怒りをもってアマレクを罰しなかったからだ。それゆえ、主はきょう、このことをあなたにされたのだ。』」 サムエル記 第一28:16~18

あなたは私より正しい。あなたは私に良くしてくれたのに、私はあなたに悪いしうちをした。

4月21日(木) 今日は、サムエル記第一の23~25章を読みましょう。 サウルは、ダビデを討つために三千人の精鋭部隊を引き連れ、死海西岸のユダの町、エン・ゲディにやって来ます。そこで、サウルは用を足すために、ダビデやその部下の隠れている洞穴に入ってくるのです。 サウルの運命を掌中にしながらも、ダビデが手を下さなかったことで、両者の立場は逆転するという、印象的な場面を迎えます。 「ダビデがこのようにサウルに語り終えたとき、サウルは、『これはあなたの声なのか。わが子ダビデよ。』と言った。サウルは声をあげて泣いた。 そしてダビデに言った。『あなたは私より正しい。あなたは私に良くしてくれたのに、私はあなたに悪いしうちをした。』」 サムエル記 第一24:16,17

ダビデはそこを去って、アドラムのほら穴に避難した。

4月20日(水) 今日は、サムエル記第一の20~22章を読みましょう。 サウルの息子ヨナタンはダビデの逃走に協力しました。 ヨナタンは、自分を愛するほどにダビデを愛していたからです。 やがて、ダビデはサウルから逃亡するために、「アドラム」という洞窟に逃れます。 そこは南部ユダの丘陵地帯に位置し、ペリシテの支配地との境界線辺りであったと思われます。 そのアドラムの洞窟に、家族ばかりか、困窮している者、負債のある者、四百人が集まり、ダビデは彼らの頭領になりました。 この隠れ家で、不満に満ちた者たちは、ダビデの指導の下、強い戦士たちへと成長していったと言われます。 また、このアドラムの洞窟で、たくさんの詩篇が生まれました。 「ダビデはそこを去って、アドラムのほら穴に避難した。彼の兄弟たちや、彼の父の家のみなの者が、これを聞いて、そのダビデのところに下って来た。 また、困窮している者、負債のある者、不満のある者たちもみな、彼のところに集まって来たので、ダビデは彼らの長となった。こうして、約四百人の者が彼とともにいるようになった。」 サムエル記 第一22:1,2