8月28日(水)
今日からホセア書を読みましょう。
今日は詩編61篇と、ホセア書1~3章を読みましょう。
私たちは預言者というと、何か特別な人のように感じます。
確かに特別な人ですが、今の私たちの社会で言えば、官吏とか学校の先生などと並んで、
社会の中の一員を成していた一つのグループでした。
ただ、自分が預言者だという自覚を持って発言し、行動しました。
もし、本当に神の御旨を語っていなかったら、当然取り残されていたと思います。
結局、その語る内容によって判断され、評価されたと思われます。
ホセアは『愛』を語った預言者でした。そして本当の預言者として聖書の中に生き残りました。
ホセアは、紀元前750年頃(ヨシュアの子ヤブサロムですから)に、北イスラエルで預言活動を始めました。
ホセアは不倫な女と結婚します。そして、不倫の子をもうけます。
子の名は「イズレエル(散らされる)」、「ロ・ルハマ(あわれまない)」、「ロ・アミ=ロ・アンミ(私の民でない)」でした。
私生活を通してイスラエルの民は他の神々と結婚(信仰)していることを言おうとしています。
やがて、ホセアは不倫の妻と離婚します。神はイスラエルをさばかれます。
そして、ホセアは再婚(復縁)します。神はそれでもイスラエルを忘れないで、
哀れみ、愛してくださる。また、イスラエルも神に帰ってゆきます。
「主は私に仰せられた。『再び行って、夫に愛されていながら姦通している女を愛せよ。
ちょうど、ほかの神々に向かい、干しぶどうの菓子を愛しているイスラエルの人々を主が愛しておられるように。』
そこで、私は銀十五シェケルと大麦一ホメル半で彼女を買い取った。私は彼女に言った。
『これから長く、私のところにとどまって、もう姦淫をしたり、ほかの男と通じたりしてはならない。
私も、あなたにそうしよう。』それは、イスラエル人は長い間、王もなく、首長もなく、いけにえも、
石の柱も、エポデも、テラフィムもなく過ごすからだ。その後、イスラエル人は帰って来て、
彼らの神、主と、彼らの王ダビデを尋ね求め、終わりの日に、おののきながら主とその恵みに来よう。」
(ホセア書3:1-5)