8月24日(月)
今日から、聖書通読も第35週目に入ります。
今日からダニエル書に進みます。
今日は詩編57篇と、ダニエル書1~3章を読みましょう。
◾️旧約聖書の中で最も分かりにくい書と言えます。夢や幻が出てきて、さらにその中に不
思議な獣が現れてきます。こういう独特の表現文書を「黙示文書」と言います。
◾️いつの頃か正確には分かりませんが、とても信仰のあつい立派な人で、
ダニエルという人の伝説が捕囚後のユダヤ人の間に知れ渡っていたそうです。
◾️捕囚後のユダヤ人は、ペルシャ、ギリシャ、ローマと大国の支配下に比較的に平和に生
活できました。しかし、一時期、ギリシャの支配下にあった時、
紀元前167年にアンティオコス・エピフィネスという王に宗教的迫害を受けました。
あのエルサレムの神殿に、ギリシャのゼウス神の祭壇を建てました。
ユダヤ人は反乱を起こしました。迫害はより激しくなりました。
ある人が、ユダヤ人を励ましました。それが、このダニエル書です。
伝説の人物ダニエルの信仰を示し、さらに、そのダニエルが「迫害者は、必ず滅びる」という預言を幻や夢を通して語ります。
ですから、紀元前167年頃書かれたものです。
◾️かつてバビロン捕囚に中に夢を解くダニエルという青年がいて、夢を解いて王に認めら
れました。
『ダニエルは王に答えて言った。
「王が求められる秘密は、知者、呪文師、呪法師、星占いも王に示すことはできません。
しかし、天に秘密をあらわすひとりの神がおられ、この方が終わりの日に起こることをネブカデネザル王に示されたのです。
あなたの夢と、寝床であなたの頭に浮かんだ幻はこれです。
王さま。あなたは寝床で、この後、何が起こるのかと思い巡らされましたが、秘密をあらわされる方が、
後に起こることをあなたにお示しになったのです。この秘密が私にあらわされたのは、
ほかのどの人よりも私に知恵があるからではなく、その解き明かしが王に知らされることによって、
あなたの心の思いをあなたがお知りになるためです。』
(ダニエル書2:27~30)