8月19日(水)
今日は詩編52篇と、エゼキエル書33~36章を読みましょう。
「立ち帰れ、立ち帰れ」
イスラエル人の国は、南北共に滅んでしまいました。
神の救いの計画は、消えて無くなったのでしょうか。
アブラハムに対して立てられたあの祝福の約束も
イスラエル人のあまりの不信仰の故にほごになったのでしょうか。
いいえ、焼け野原からでも、春に新芽が出てくるように、神は新しい歴史を始めようとされます。
「新しい心、新しい霊」
祖国に帰ることができ、さらに新しい心、新しい霊が与えられるという預言。
イスラエル人(南王国ユダの人々)を捕囚としていたバビロニア帝国は、
ペルシャ帝国にとって代わられました。
ペルシャ帝国王クロス(キュロス)は、紀元前538年にイスラエルの民を解放しました。
エゼキエルの預言通りになりました。
しかし、外面だけ取り戻しても、内面が新しくされなければ、
また、なんのこともありません。
それで、神は「新しい心と新しい霊」とを、一人一人くださると預言します。
これはのちにペンテコステの時(使徒2:1~42)に成就したと考えられないでしょうか。
「わたしがきよい水をあなたがたの上に振りかけるそのとき、
あなたがたはすべての汚れからきよめられる。
わたしはすべての偶像の汚れからあなたがたをきよめ、あなたがたに新しい心を与え、
あなたがたのうちに新しい霊を授ける。
わたしはあなたがたのからだから石の心を取り除き、あなたがたに肉の心を与える。
わたしの霊をあなたがたのうちに授け、わたしのおきてに従って歩ませ、わたしの定めを守り行なわせる。
あなたがたは、わたしがあなたがたの先祖に与えた地に住み、
あなたがたはわたしの民となり、わたしはあなたがたの神となる。」
(エゼキエル書 36:25~28)