8月25日(日)
今日は詩編58篇と、ダニエル書4~6章を読みましょう。
夢を解くダニエルという青年はライオンの洞窟に投げ込まれるのですが、
不思議に何も食べられず、かえって陥れようとした人々が食べられてしまいました。
神を信じるものは神が守ってくださいます。ともかく、
このような信仰の人ダニエルがいました。
このダニエルのエピソード集が第6章の終わりまで続きます。
異教の中で唯一神への信仰を守り通した信仰の先輩のことを取り上げ、
現在、迫害されている人々を励ましているのです。
『そこで、王が命令を出すと、ダニエルは連れ出され、獅子の穴に投げ込まれた。
王はダニエルに話しかけて言った。
「あなたがいつも仕えている神が、あなたをお救いになるように。」
一つの石が運ばれて来て、その穴の口に置かれた。
王は王自身の印と貴人たちの印でそれを封印し、
ダニエルについての処置が変えられないようにした。
こうして王は宮殿に帰り、一晩中断食をして、食事を持って来させなかった。
また、眠けも催さなかった。王は夜明けに日が輝き出すとすぐ、
獅子の穴へ急いで行った。その穴に近づくと、王は悲痛な声でダニエルに呼びかけ、
ダニエルに言った。「生ける神のしもべダニエル。
あなたがいつも仕えている神は、あなたを獅子から救うことができたか。」
すると、ダニエルは王に答えた。「王さま。永遠に生きられますように。
私の神は御使いを送り、獅子の口をふさいでくださったので、
獅子は私に何の害も加えませんでした。それは私に罪のないことが神の前に認められたからです。
王よ。私はあなたにも、何も悪いことをしていません。」
そこで王は非常に喜び、ダニエルをその穴から出せと命じた。
ダニエルは穴から出されたが、彼に何の傷も認められなかった。
彼が神に信頼していたからである。』
(ダニエル書6:13~23)