9月24日(土)
今日から聖書通読も39週目に入ります。
そして、今日から新約聖書に入ります。
今日は、詩編85篇と、マルコの福音書1~2章を読みましょう。
【イエスの時代のユダヤ地方を知りましょう。】
ローマ帝国はその地方の有力者を領主にしたり、ローマから派遣した総督を置いたりして統治しました。
イエス・キリストの主な活動地ガリラヤは、土地の有力者が領主となり、
また、サマリヤ、ユダヤは、ローマから派遣された総督によって支配されていました。
【マルコによる福音者】
新約聖書の各書の名前がつけられたのは、紀元2世紀になってからです。
ですから著者マルコがどんな人であったかは、今となってはわかりません。
しかし、紀元2世紀の教父が、使徒12:12に出てくる「マルコと呼ばれたヨハネ」
が福音書を書いたと言っていますので、そうかもしれません。
【病人のいやし】
マルコによる福音書は、全体の五分の一近くが、病人のいやしについて書いています。
病気は汚れた霊によるものと考えられていました。
「ヨハネは、ラクダの毛で織った物を着て、腰に皮の帯を締め、いなごと野蜜を食べていた。
彼は宣べ伝えて言った。『私よりもさらに力のある方が、あとからおいでになります。
私には、かがんでその方のくつのひもを解く値うちもありません。
私はあなたがたに水でバプテスマを授けましたが、その方は、あなたがたに聖霊のバプテスマをお授けになります。』
そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来られ、ヨルダン川で、ヨハネからバプテスマをお受けになった。
そして、水の中から上がられると、すぐそのとき、天が裂けて御霊が鳩のように自分の上に下られるのを、
ご覧になった。そして天から声がした。
『あなたは、わたしの愛する子、わたしはあなたを喜ぶ。』」
(マルコ1:6~11)