10月2日(火)
夜中、吹き荒れる嵐に緊張しましたが、なんとか通り抜けてくれました。
台風一過、清々しい青空でしたが、被害に合われた方には心よりお見舞いいたします。
今日は、詩編94篇と、ルカの福音書1~2章を読みましょう。
新約聖書は、最初はギリシャ語で書かれました。ルカによる福音書のそのギリシャ語はとてもよく練られた美しい文章だそうです。全体の構成もよく考えられています。
最初の序文までついています。
その序文に出てくるテオピロ(テオフィロ)という人が、どんな人であるかはわかりません。きっと高貴な地位のある親しい人に書いて差し上げたのだと思います。
書いたルカという人は、使徒パウロと伝道旅行をした医者でありましたから、きっとたくさんの友人、知人を持っていたと思われます。
マルコによる福音書は、イエスの誕生について何も語らず、公生涯だけを書いています。しかし、ルカは1 章、2章で詳しく書いています。
マリヤがうたった歌(詩)は初代のクリスチャンたちによって節をつけて歌われたものと思われます。
[マリヤは言った。「わがたましいは主をあがめ、わが霊は、わが救い主なる神を喜びたたえます。主はこの卑しいはしために目を留めてくださったからです。ほんとうに、これから後、どの時代の人々も、私をしあわせ者と思うでしょう。力ある方が、私に大きなことをしてくださいました。その御名は聖く、そのあわれみは、主を恐れかしこむ者に、代々にわたって及びます。主は、御腕をもって力強いわざをなし、心の思いの高ぶっている者を追い散らし、権力ある者を王位から引き降ろされます。低い者を高く引き上げ、飢えた者を良いもので満ち足らせ、富む者を何も持たせないで追い返されました。主はそのあわれみをいつまでも忘れないで、そのしもべイスラエルをお助けになりました。私たちの先祖たち、アブラハムとその子孫に語られたとおりです。」]
(ルカの福音書1:46~55)