8月27日(火)
また、梅雨に後戻りしたような曇天が続いております。
今日は詩編59篇と、ダニエル書7~8章を読みましょう。
ダニエルは四頭の獣の幻を見ます。
奇怪な幻が書かれています。
第一の獣は、新バビロニア帝国、第二の幻はメディア帝国、第三の幻はペルシア帝国、第四の幻はギリシアを表していると考えられます。これらの国は、ユダヤの人々を苦しめた国々です。特に第四の幻の獣が、現在自分を苦しめているギリシアの国を表していると考えられます。ですから、ダニエル書は、紀元前170から164年頃のこととなり、旧約聖書の中ではなんと一番新しいものということになります。
[ダニエルは言った。「私が夜、幻を見ていると、突然、天の四方の風が大海をかき立て、四頭の大きな獣が海から上がって来た。その四頭はそれぞれ異なっていた。第一のものは獅子のようで、鷲の翼をつけていた。見ていると、その翼は抜き取られ、地から起こされ、人間のように二本の足で立たされて、人間の心が与えられた。また突然、熊に似たほかの第二の獣が現われた。その獣は横ざまに寝ていて、その口のきばの間には三本の肋骨があった。するとそれに、『起き上がって、多くの肉を食らえ。』との声がかかった。この後、見ていると、また突然、ひょうのようなほかの獣が現われた。その背には四つの鳥の翼があり、その獣には四つの頭があった。そしてそれに主権が与えられた。その後また、私が夜の幻を見ていると、突然、第四の獣が現われた。それは恐ろしく、ものすごく、非常に強くて、大きな鉄のきばを持っており、食らって、かみ砕いて、その残りを足で踏みつけた。これは前に現われたすべての獣と異なり、十本の角を持っていた。]
(ダニエル書7:2~7)