5月2日
今日は、列王記上9~12章を読みましょう。
昨日は、ソロモンの成した二つの良いことを書きました。
今日は、ソロモンに成した悪いこと三つをあげてみます。
その1は、贅沢です。(列王上10:18~21)
その2は、王中心の専制政治です。(列王上10:26)
贅沢をして、多くの軍を持って、思うがままに振る舞うことのできた王の背後に、重税と強制労働に苦しんだ人々たちがいたに違いありません。
その3は、背教です。(列王上11:3,4,9,10)
ソロモンの恵まれた知恵や、初めの頃の信仰は薄れ、この世的に成功するにつれて、利己的で非人間的な王となり、ついに主の道から離れてゆきました。
そして、ソロモンの死後、王国は分裂してゆくのです。
「彼には七百人の王妃としての妻と、三百人のそばめがあった。その妻たちが彼の心を転じた。ソロモンが年をとったとき、その妻たちが彼の心をほかの神々のほうへ向けたので、彼の心は、父ダビデの心とは違って、彼の神、主と全く一つにはなっていなかった。」
(列王上11:3,4)
「主はソロモンに怒りを発せられた。それは彼の心がイスラエルの神、主から移り変わったからである。主は二度も彼に現われ、このことについて、ほかの神々に従って行ってはならないと命じておられたのに、彼は主の命令を守らなかったからである。」
(列王上11:9,10)