12月6日(金)
今日はペテロの手紙第一1~2章を読みましょう。
ペテロの第一の手紙は、迫害を受けている人々を激励している内容になっています。
読んでみると、著者の真面目な信仰的な人柄がしのばれると思います。第二の手紙は、内容が全く異なり、間違った教えに注意するように教えています。使徒ペテロが書いた手紙と書いてありますが、内容的に言って、もう少し後の人のように思われ、学者は色々と推論しています。
【今受けている試練によって強くなるように】1:6~7
[そういうわけで、あなたがたは大いに喜んでいます。いまは、しばらくの間、さまざまの試練の中で、悲しまなければならないのですが、信仰の試練は、火を通して精練されてもなお朽ちて行く金よりも尊いのであって、イエス・キリストの現われのときに称賛と光栄と栄誉に至るものであることがわかります。]
【聖い生活を目指しなさい】1:15~16
[あなたがたを召してくださった聖なる方にならって、あなたがた自身も、あらゆる行ないにおいて聖なるものとされなさい。それは、「わたしが聖であるから、あなたがたも、聖でなければならない。」と書いてあるからです。]
【制度に従いなさい】2:13~15
[人の立てたすべての制度に、主のゆえに従いなさい。それが主権者である王であっても、また、悪を行なう者を罰し、善を行なう者をほめるように王から遣わされた総督であっても、そうしなさい。というのは、善を行なって、愚かな人々の無知の口を封じることは、神のみこころだからです。]
【罪を犯したことのないキリスト】2:22~24
[キリストは罪を犯したことがなく、その口に何の偽りも見いだされませんでした。ののしられても、ののしり返さず、苦しめられても、おどすことをせず、正しくさばかれる方にお任せになりました。そして自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです。]