7月2日(火)
九州地方の災害級の大雨、無事を心よりお祈りします。
今日は詩編3篇と、伝道者の書(コヘレトの言葉)7~9章を読みましょう。
空しい人生ではありますが、そうかと言って、著者は信仰をなくしているわけではありません。
しかし、また人生の悩みと空しさに襲われます。
「悲しみは笑いにまさる。顔の曇りによって心は良くなる。」
(コヘ7:3)
なんとニヒルな著者なのでしょうか。悲しみに打ちのめされると、かえって人間は心に安らぎを覚えるというのです。私たちもそういう一面があるかもしれません。
「順境の日には喜び、逆境の日には反省せよ。これもあれも神のなさること。それは後の事を人にわからせないためである。」
(コヘ7:14)
「いつもあなたは白い着物を着、頭には油を絶やしてはならない。」
(コヘ9:8)
人生は空しいが、しかし、心に純白の着物を着て、なお生きてゆこう。きっとこの世の中にどんな矛盾があっても、それを見るにつけ空しい思いをさせられても、自分は神を信じて生きていこうとする真面目な人なのだと思います。